【使用レビュー】Aroma Music Tom’sline engineering APN-3 Plexion

格安Marshallアンプシミュレーター、Aroma MusicのTom’sline engineering APN-3 Plexionを紹介します。

商品概要

良い点

1. 格安エフェクターとは思えない使える音

Marshallアンプをシミュレートした歪みの音が出せます。

デジタルアンプシュミレーターと違ってアナログ回路なので、レイテンシーがなく、音の反応が気持ちいいです。

Marshallアンプの音が低予算で出せるのが魅力です。

中央上部のトグルスイッチは、NormalモードとBrightモードの切り替えができて、２種類の音色が楽しめます。

2. 素晴らしい操作性

このペダルに限らず、Tom’sline enginerringシリーズのペダルはデザインが秀逸で、操作性がすばらしいです。

まず、中央にある金属製のバーは、フットスイッチを足で押した時にGAINつまみが動くことを防いでくれます。

このバーはしっかり本体に取り付けられていて、ぐらぐらするようなことがありません。

本体裏面はラバー仕様になっていて、床に置いていて滑るのを防いでくれます。

全体的によく練られたデザインで感服します。

特にこのPlexionの筐体はゴールドを思わせる高級感あふれるデザインで、とても4,000円の格安エフェクターには見えません。

3. 電池の持ちがいい

同梱の紙製マニュアルによると使用電流は7mAということで、電力の消費が極めて少ないです。

電池スナップ経由で9Vアルカリ電池で使用してみましたが、電池がなくなるのに153時間かかりました。

素晴らしいエコな仕様です。

4. 十分なヘッドルーム

GAINを左いっぱいにして歪みを最小にした状態で、バイパス音とエフェクト音の音量が同じになるようにした状態と、VOLUMEつまみを右いっぱいに回した状態の音量差は以下の通りです。

Normal Mode

Bright Mode

歪みを最小の状態にしたままで、Normalモードで約12db、Brightモードで約14dbの音量をブーストすることができます。クリーンブースタ－としても十分使用が可能です。

5. ゼロ・レイテンシー

エフェクター内を経由しない音と比べたレイテンシーの測定結果は以下の通りです。

アナログ機器ですので、もちろんゼロ・レイテンシーです。

アナログ機材って本当に素晴らしいですね。

悪い点

1. VOLUMEつまみとTONEつまみが小さくて設定が見づらい

これはAromaの他の機種も同様なのですが、VOLUMEつまみとTONEつまみが小さい上のつまみの上の指し位置がマット（つや消し）になっているだけなので、暗いところではよく見えません。

中央値でのクリックの感触があるため何とか使えているというのが実態です。

まとめ

Tom’sline engineeringのペダルシリーズはデザインが良く、音もそこそこいいので、低予算で音色のバリエーションを増やしたいと考えている方にはオススメです。

前回はBluesyをレビューしましたが、まだ他にもたくさん持っていますので、これから100時間以上の使用実績のあるものから順にレビューしてきたいと思っています。

Aroma APN-3 Plexion

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