Stomp Effector

【使用レビュー】BOSS RC-5 Loop Station

2021年11月13日

ペダルエフェクターサイズにに多彩な機能を盛り込んだルーパー、BOSS RC-5 Loop Stationを紹介します。

私の個人的な使用経験に基づいて、ここがおすすめというポイントだけではなく、ちょっとね~というようなマイナスのポイントや、使用の際に注意すべきポイントもあわせて紹介します。

この機種を導入しようかどうしようか迷っている方に参考になれば幸いです。

商品概要

  • メーカーRoland / BOSS
  • 商品名RC-5 Loop Station
  • マニュアルメーカー日本語マニュアル
  • 機能概要:ペダルエフェクター ルーパー
  • レイテンシー(ダイレクト接続の音との差):なし
  • サイズ(幅x高さx奥行):73mm x 59mm x 129mm
  • 重量:450g
  • 電源:9V電池または別売ACアダプターにより供給 (9V/センターマイナス)
  • バッテリー寿命:9Vアルカリ使用時:約2時間(メーカー公表値)、
    約3時間(実測値)
  • 実勢販売価格:22,000円弱(2021年11月現在)
  • 購入時期:2021年8月

良い点

1. リズム機能が強化された使いやすいルーパー

テンポ(BPM)を入力してリズムやメトロノームにあわせて演奏することによって、最初に録音するループの終了のペダルを踏むタイミングが圧倒的に楽になりました。

この機能がないと、録音終了に合わせてペダルを踏むタイミングがキッカリ拍にあっていないといけなかったので、どうしてもループ時間が思い通りにならなかったのです。

おそらくルーパーの熟達者はペダルを踏むタイミングに習熟していて問題ないのでしょうが、私のような素人にはかないません。

GT-1に搭載のルーパーもこの機能がないため、結局使い物になりませんでした。

2. オーバーダビングのアンドゥ/リドゥやリズムのon/offなどの操作が、フットスイッチを追加することによってアサイン可能になる

このルーパーの真価は、フットスイッチを追加することによって発揮されます。

本体にはペダルスイッチが1個しか搭載されていないので、以下の操作しかできません。

- (a) 1回踏む:最初の録音開始

- (b) 1回踏む:最初の録音終了(ループの長さが決定される)・再生開始

- (c) 1回踏む:オーバーダビング開始

- (d) 1回踏む:オーバーダビング終了・再生開始

- (e) 2秒以上踏む:オーバーダビングのアンドゥ・リドゥ

- (f) 1秒以内に2回踏む:停止

- (g) 停止時に2秒以上踏むと、トラック(ループ録音)が消える(リズム等の設定は消えません)

これらの操作の中で特に困難を極めるのが(e)と(f)です。

ポンと1回踏んで切り替わるのではないため、思い通りのタイミングでアンドゥ・リドゥ・停止をすることが極めて困難です。

ここにフットスイッチの出番がやってきます。

私はBOSS FS-6を接続して左のペダルに再生・停止、右のペダルにアンドゥ・リドゥを設定することにより、このルーパーが真に「使える」機材になりました。

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また、その他のMIDIフットコントローラーを接続すれば、リズムのon/off、録音したループのon/off、リズムのスネアのon/off、バスドラのon/offをもコントロールすることができ、演奏の幅が広がります。

この機能拡張性は素晴らしいの一言です。

コードのボイシングの研究など、練習にも大活躍しています。

3. ゼロ・レイテンシー

デジタル機器ですのでレイテンシーが心配でしたが、計測結果は以下のとおりです。

レイテンシーは確認されませんでした。見事な成績です。

悪い点

1. 操作方法が難しく、マニュアルもわかりにくい

まず、BOSSの他の機種と同様、詳しいマニュアルはBOSSのホームページからダウンロードする必要があります。

商品の箱の中には1枚ペラの説明書しか入っていません。

しかも詳しいマニュアルと言っても、パラメーターが列記してあるだけで、どれをどのように設定すれば望みの操作ができるのかは、総当たりでトライ&エラーを繰り返していくしか手がありません。

せっかちな人はここで挫折してしまうのではないかと思います。

幸い私は暇でしたので、じっくり時間をかけていろんなことを試すことができました。

近くこのブログでオススメの設定方法を紹介したいと思います。

【初心者必見!使い方解説】BOSS RC-5 Loop Station のすぐに役立つプリセットを設定する

この記事はこんな人におすすめ! RC-5を買ったけど、どこから手をつけていいのかわからない RC-5 ...

2. BOSS TONE STUDIO for RCが動かない

残念ながら、私の以下の環境では、BOSS TONE STUDIO for RCはRC-5とうまく接続できませんでした。将来のバグフィックスを待ちます。

- iMac (Retina 4K, 21.5-inch, 2017)/プロセッサ 3.4GHz クアッドコアIntel Core i5/メモリ 16GB 2400 MHz DDR4

- macOS Catalina 10.15.7

- BOSS RC-5 firmware version:1.06 build :0046

- BOSS TONE STUDIO for RC version 1.2.0 (6)

3. ACアダプターが純正品しか機能しない

確かにマニュアルではBOSS純正のPSA-100のACアダプターが紹介されていますが、私の持っていたKORGのAC ADAPTER MODEL A30960J(出力9V/600mA)では動きませんでした。

結局BOSS純正のPSA-100を3,000円近くかけて買うことになりましたが、出力は9V/500mAと書かれています。

なんで?という気持ちです。

ちなみに9Vアルカリ電池は公表2時間、実測でも3時間しか持ちません。

一度演奏中に電池が切れて保存していないループ録音や設定が消し飛んだことがあるので(泣)、ACアダプターは必須だと思います。

まとめ

良い点で書き忘れましたが、音質も文句なしに素晴らしいです。

本当に「使える」ルーパーで、日々の練習から、ソロ・ライブ・パフォーマンスまで、皆さんにお勧めできるルーパーです。

 

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