格安Tube Screamerクローン、Aroma MusicのTom’sline engineering AGR-3 Greenizerを紹介します。
この記事はこんな人におすすめ!
- Aroma Greenizerの特徴について知りたい
- Aroma Greenizerがクリーンブースターとして使えるかどうか知りたい
- Aroma Greenizerのレイテンシーが心配
商品概要
- メーカー:Aroma Music
- 商品名:Tom’sline engineering AGR-3 Greenizer
- マニュアル:n/a
- 機能概要:ペダルエフェクター オーバードライブ
- レイテンシー(ダイレクト接続の音との差):なし
- サイズ(幅x高さx奥行):38mm x 32mm x 98mm
- 重量:130g
- 電源:ACアダプターにより供給(9V/センターマイナス)
- バッテリー寿命:約167時間20分(電池スナップ使用、実測値)
- 実勢販売価格:12,000円弱(2023年5月)
- 購入時期:2021年12月
良い点
1. TSクローンにもクリーンブースターにも使える汎用性
Greenizerの名前が表すとおり、これはTS(Tube Screamer)クローンで、中域を中心としたマイルドなオーバードライブを出すペダルです。
しかしそれだけではなく、中央上部のトグルスイッチを上に倒すと、大きなヘッドルームを持つクリーンブースターとしても使うことができます。
クリーンブースターは歪みの前や後にいろいろなところで必要なので、1個でいろいろと便利につかえるペダルです。
2. 素晴らしい操作性
このペダルに限らず、Tom’sline enginerringシリーズのペダルはデザインが秀逸で、操作性がすばらしいです。
中央にある金属製のバーは、フットスイッチを足で押した時にGAINつまみが動くことを防いでくれます。
このバーはしっかり本体に取り付けられていて、ぐらぐらするようなことがありません。
本体裏面はラバー仕様になっていて、床に置いていて滑るのを防いでくれます。
全体的によく練られたデザインで感服します。
筐体の色は光沢のあるグリーンで高級感があります。
3. 電池の持ちがいい
とにかく電池の持ちが半端ないです。
電池スナップ経由で9Vアルカリ電池を使い切るのに167時間もかかってしまいました。
このブログの更新が最近ご無沙汰なのは、Aromaのペダルの電池の持ちが異常に長いのが原因です。
4. 十分なヘッドルーム
GAINを左いっぱいにして歪みを最小にした状態で、バイパス音とエフェクト音の音量が同じになるようにした状態と、VOLUMEつまみを右いっぱいに回した状態の音量差は以下の通りです。
Normal ModeBoost Mode
歪みを最小の状態にしたままで、Normalモードで約12db、Boostモードでは何と約16bの音量をブーストすることができます。
5. ゼロ・レイテンシー
エフェクター内を経由しない音と比べたレイテンシーの測定結果は以下の通りです。
アナログ機器ですので、もちろんゼロ・レイテンシーです。
アナログ機材って本当に素晴らしいですね。
悪い点
1. VOLUMEつまみとTONEつまみが小さくて設定が見づらい
これはAromaの他の機種も同様なのですが、VOLUMEつまみとTONEつまみが小さい上のつまみの上の指し位置がマット(つや消し)になっているだけなので、暗いところではよく見えません。
中央値でのクリックの感触があるため何とか使えているというのが実態です。
まとめ
Tom’sline engineeringのペダルシリーズはデザインが良く、音もそこそこいいので、低予算で音色のバリエーションを増やしたいと考えている方にはオススメです。
今回のレビューで3機種目になります。
どのペダルも消費電力が少なく、なかなか電池がなくならないのでレビューが大変ですが、今後もこつこつとレビューしてきたいと思っています。
【使用レビュー】Aroma Music Tom’sline engineering ABY-3 Bluesy
格安Marshall Blues Breakerクローン、Aroma MusicのTom’sline ...
【使用レビュー】Aroma Music Tom’sline engineering APN-3 Plexion
格安Marshallアンプシミュレーター、Aroma MusicのTom’sline enginee ...
【使用レビュー】Aroma Music Tom’sline engineering ADR-3 Dumbler
格安ダンブラー系アンプクローン、Aroma MusicのTom’sline engineering ...