Stomp Effector

【使用レビュー】Jim Dunlop MXR M133 micro amp

2022年12月31日

Distiortion+やPhase90でおなじみの歴史あるペダルブランドMXRの定番ブースター、MXR micro ampを紹介します。

この記事はこんな人におすすめ!

  1. MXR micro ampの特徴について知りたい
  2. MXR micro ampのレイテンシーが心配

商品概要

  • メーカーJim Dunlop / MXR
  • 商品名micro amp
  • マニュアルメーカー英文マニュアル
  • 機能概要:ペダルエフェクター ブースター
  • レイテンシー(ダイレクト接続の音との差):なし
  • サイズ(幅x高さx奥行):59mm x 48mm x 111mm
  • 重量:460g
  • 電源:ACアダプターにより供給(9V/センターマイナス)
  • バッテリー寿命:約432時間55分(実測値)
  • 実勢販売価格:12,000円弱(2022年12月)
  • 購入時期:2021年7月

良い点

1. つなぐだけで音が良くなる!魔法の箱

つなぐだけで音にツヤとハリが出るとの噂でしたが、本当でした。

ツヤとハリって何よ?ということなのですが、絶妙な調整で波形がコンプレスされているのではないかと推測します。

これは聞いてみないとわからないと思います。

2. 潔い1つまみ

つまみはたったの一つで、これで+0dbから+25dbの音量をカバーします。

姉妹機MXR M233 micro amp+だとbassとtrebleの2つのイコライザーがついていますが、このペダルにはついていません。

であるにもかかわらず、よく売れているのはこのつまみ1個のペダルだそうで、やはりこのペダルには何か魔法が詰まっているのかと思われます。

3. 電池の持ちがいい

9Vアルカリ電池での実測値がなんと約433時間持ちました。

恐ろしく電池が長持ちします。

これなら繋ぎっぱなしでも安心です。

素晴らしいエコな仕様です。

4. ゼロ・レイテンシー

エフェクター内を経由しない音と比べたレイテンシーの測定結果は以下の通りです。

アナログ機器ですので、もちろんゼロ・レイテンシーです。

アナログ機材って本当に素晴らしいですね。

悪い点

1. つまみの回し具合とブースター量が一定じゃない

これは必ずしも悪い点ではないのですが、使用に注意が必要な点です。

7時、9時、12時、3時、5時のそれぞれのブースター量の変化は以下の通りです。

12時まで回しても+7dbくらいしかブーストしません。その後つまみを5時の位置まで右に振り切ると+25までブーストします。

+10dbくらいのブーストを微妙に調整することができるようにこのような設定になっているのではないかと思います。

まとめ

ブースターもいろいろありますが、定番ペダルにはやっぱり定番になる理由があるんだと納得しました。

皆さんも是非このペダルをペダルボードに入れてみてください。

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