【使用レビュー】MOSKYAudio Silver Horse

格安ケンタウロス・クローンのオーバードライブ・エフェクター、MOSKYAudio Silver Horseを紹介します。

この機種を導入しようかどうしようか迷っている方に参考になれば幸いです。

以下の記述は一部Golden Horseと重複しますが、このページに直接アクセスされた方のために多少の重複を恐れず記載します。

商品概要

良い点

1. 低価格

クロン（Klon）社のケンタウロス（Centaur）クローン機の中でずば抜けて低価格です。

やはり安く手に入るというのは何物にもかえがたい長所です。

金モデル・銀モデルの両方を買っても8,000円弱です。

2. 出音が使える

安い機種ですが、以外と使える音でびっくりします。

歪みの音色は、歪みながらも原音の輪郭が明瞭な上品なオーバードライブサウンドで、まさにケンタウロス（Centaur）のような音です。

ヘッドルームも十分にありますので、ドライブをおさえつつボリュームを上げてブースターとして使うこともできます。

Golden Horseと聴き比べてみると、Golden Horseが中音域寄り、Silver Horseの方がワイドレンジとなっていて、音色に多少の違いがあります。

また、当機種はGolden Horseと違ってスイッチが一個追加でついていて、歪みの種類を２種類使い分けることができます。

3. 潔いデザイン

他のケンタウロス・クローン機では、ケンタウロスを連想させるデザインを避けているモデルもたくさんあります。

私が現在よく使っているElectro HarmonixのSoul FoodやMXRのSugar Driveも、デザイン上はケンタウロス・クローンのようには全く見えません。

しかしながら当機種は、まさにケンタウロス的なイラストをボディに掲載し、また本体の色も銀色となっていて、初めて見る人でも「ああ、ケンタウロス・クローンなんだな」とわかるようなデザインになっています。

このような潔いデザインは好印象です。

4. 大きなヘッドルーム

当ペダルの大きなヘッドルームはクリーンブースターとしても使用が可能です。

GAINを左いっぱいにして歪みを最小にした状態で、バイパス音とエフェクト音の音量が同じになるようにした状態と、OUTPUTつまみを右いっぱいに回した状態の音量差は以下の通りです。

歪みを最小の状態にしたままで、約18dbの音量ブーストをすることができます。

5. ゼロ・レイテンシー

エフェクター内を経由しない音と比べたレイテンシーの測定結果は以下の通りです。

アナログ機器ですので、もちろんゼロ・レイテンシーです。

アナログ機材って本当に素晴らしいですね。

悪い点

1. ショート問題

Golden Horseと同様、多くのレビュアーが電源のショートの問題を指摘しています。

私もGolden Horseと同様に、当機種に対しても絶縁テープでショート対策を施しました。

かっこ悪いですが、しょうがありません。

2. 電池の電圧が低下した時に発生するノイズ問題

Golden Horseにノイズ問題があることがわかっていたので、当機種についても警戒していましたが、累計で33時間ほど演奏した頃、やはりノイズが出始めました。

調べてみると、Golden Horseとは異なり、以下の３カ所（4KHz付近・8Khz付近・16KHz付近）でノイズが発生していました。

テスターで電池の電圧を測ってみると、7Vくらいになっていました。

Golden Horseの時と同様、電池を新品の9V電池に交換すると、このノイズは嘘のように消えました。

私のように電池スナップを使用する方はくれぐれも注意が必要です。

まとめ

格安でケンタウロス・ライクなオーバードライブ・ブースターをお探しの方にお薦めします。

Golden HorseとSilver Horseの２機種が本当に両方必要かという問題はありますが、金・銀そろえて並べてみるとなかなか見栄えがいいです。

御使用の前にショート対策をお忘れなく。

Mosky Silver Horse

posted with カエレバ

楽天市場

Yahooショッピング

Amazon