Distiortion+やPhase90でおなじみの歴史あるペダルブランドMXRが世に問うKlon Centaur(ケンタウロス)クローン機、Sugar Driveを紹介します。
私の個人的な使用経験に基づいて、ここがおすすめというポイントだけではなく、ちょっとね~というようなマイナスのポイントや、使用の際に注意すべきポイントもあわせて紹介します。
この機種を導入しようかどうしようか迷っている方に参考になれば幸いです。
この記事はこんな人におすすめ!
- MXR Sugar Driveの特徴について知りたい
- MXR Sugar Driveがクリーンブースターとして使えるかどうか知りたい
- MXR Sugar Driveのレイテンシーが心配
商品概要
- メーカー:Jim Dunlop / MXR
- 商品名:Sugar Drive
- マニュアル:メーカー英文マニュアル
- 機能概要:ペダルエフェクター オーバードライブ・ブースター
- レイテンシー(ダイレクト接続の音との差):なし
- サイズ(幅x高さx奥行):40mm x 55mm x 90mm
- 重量:130g
- 電源:ACアダプターにより供給(9V/センターマイナス)
- バッテリー寿命:約33時間40分(電池スナップ使用時、実測値)
- 実勢販売価格:15,000円弱(2022年5月)
- 購入時期:2021年12月
良い点
1. 高品質な歪み・大きなヘッドルーム
さすがにMXRのブランドを冠して発売するだけあって、単なるケンタウロス・クローンにとどまらない高品質な歪みが出せます。
DRIVEつまみは、ほとんどクリーンな状態からかなりの歪みまで、幅広い表現が可能です。
DRIVEつまみを左いっぱいにして歪みを最小にした状態でバイパス音とエフェクト音の音量が同じになるようにした状態と、VOLつまみを右いっぱいに回した状態の音量差は以下のとおりです。
歪みを最小の状態にしたまま、約12dbの音量をブーストすることが可能です。
2. MXRらしい筐体デザイン
ケンタウロス・クローン機はそれっぽいイラストが描かれていることが多いのですが、当ペダルはMXRらしくブルーの一色のみのデザインです。
MXRらしさが出ていて大変潔いと思います。
3. バイパスの切り替えが簡単
トゥルー・バイパスとバッファード・バイパスの切り替えは、筐体左側のスイッチを小さなドライバーで動かして切り替えます。
バッファード・バイパスの場合は、電池をつないだときにBUFFERと書いてある部分に埋め込まれているLEDが一瞬青く光ります。
細かいですが、大変気の利いた設計になっています。
4. ゼロ・レイテンシー
エフェクター内を経由しない音と比べたレイテンシーの測定結果は以下の通りです。
アナログ機器ですので、もちろんゼロ・レイテンシーです。
アナログ機材って本当に素晴らしいですね。
悪い点
1. 電池寿命が短い
ケンタウロス・クローン機の共通の問題ですが、電池スナップで9Vアルカリ電池を使った寿命は約33時間と大変短くなっています。
ケンタウロス・クローン機はACアダプターでの使用が現実的かもしれません。
まとめ
ケンタウロス・クローン機はいろんな機種が出ていますが、Soul Foodと双璧をなす高品質なペダルではないかと思います。
入手のしやすさもポイントです。
ただ、一部の店舗では在庫がなくなっているようなので、もし手に入れたい方はお早めに確保しておくことをお勧めします。
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