格安ダンブラー系アンプクローン、Aroma MusicのTom’sline engineering ADR-3 Dumblerを紹介します。
この記事はこんな人におすすめ！
- Aroma Dumblerの特徴について知りたい
- Aroma Dumblerがクリーンブースターとして使えるかどうか知りたい
- Aroma Dumblerのレイテンシーが心配
商品概要
- メーカー：Aroma Music
- 商品名：Tom’sline engineering ADR-3 Dumbler
- マニュアル：n/a
- 機能概要：フットスイッチ
- レイテンシー（ダイレクト接続の音との差）：なし
- サイズ（幅x高さx奥行）：38mm x 32mm x 98mm
- 重量：130g
- 電源：ACアダプターにより供給(9V/センターマイナス)
- バッテリー寿命：約108時間30分（電池スナップ資料、実測値）
- 実勢販売価格：約6,000円（2023年5月）
- 購入時期：2021年6月
良い点
1. 上品な歪み
Dumblerの名前が表すとおり、ダンブラー系のアンプをシミュレートしようとしたペダルです。
最初はうーん、これがダンブラーか～？と思わないでもないですが、使っているうちにそういう気分になってきます。
真ん中の白い大きいツマミはGAINですが、最大にしても歪み具合は限定的です。
ギターのボリュームつまみの調整で微妙な歪みの調整が可能です。
2. 素晴らしいデザイン
このペダルに限らず、Tom’sline enginerringシリーズのペダルはデザインが秀逸で、操作性がすばらしいです。
中央にある金属製のバーは、フットスイッチを足で押した時にGAINつまみが動くことを防いでくれます。
このバーはしっかり本体に取り付けられていて、ぐらぐらするようなことがありません。
本体裏面はラバー仕様になっていて、床に置いていて滑るのを防いでくれます。
全体的によく練られたデザインで感服します。
筐体の色は光沢のある紫色です。なかなかに良いデザインです。
3. 電池の持ちがいい
電池の持ちは他のAromaのペダルに比べるとさほどでもないですが、それでも108時間以上持ちました。Aromaのペダルのレビューをしていると、ブログの更新頻度が減って大変です。
4. ゼロ・レイテンシー
エフェクター内を経由しない音と比べたレイテンシーの測定結果は以下の通りです。
アナログ機器ですので、もちろんゼロ・レイテンシーです。
アナログ機材って本当に素晴らしいですね。
悪い点
1. クリーンブースターとしては使えない
VOLUMEつまみを最大、GAINつまみを最小にしてフットスイッチをON・OFFすると、ほとんど音量が同じです。
したがってここから音量を上げるためにはGAINつまみをあげないといけません。
GAINを上げるにつれて音は歪んでいきますので、残念ながらクリーンブースターとしては使えません。
しかし歪みの成分は穏やかですので、ちょっと歪ませながらのブースターとしては使えます。
まとめ
Tom’sline engineeringのペダルシリーズはデザインが良く、音もそこそこいいので、低予算で音色のバリエーションを増やしたいと考えている方にはオススメです。
今回のレビューで４機種目になります。
どのペダルも消費電力が少なく、なかなか電池がなくならないのでレビューが大変ですが、今後もレビューしてきたいと思っています。
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