コンデンサマイク搭載の携帯型オーディオインターフェース、Line6 Sonic Port VXを紹介します。
この記事はこんな人におすすめ!
- Line6 Sonic Port VXの特徴について知りたい
- Line6 Sonic Port VXのレイテンシーが心配
- Line6 Sonic Port VXの使用上の注意点について知りたい
この機種を導入しようかどうしようか迷っている方に参考になれば幸いです。
商品概要
- メーカー:Line6
- メーカーサイト:https://line6.jp
- 商品名:Sonic Port VX
- 商品サイト:https://line6.jp/products/sonic-port/sonicport-vx.html
- 概要:Mac/PC/iOS用オーディーオインターフェース2in/2out、サンプリング周波数44.1kHz/48kHz、ステレオ+モノラル・コンデンサーマイク付属、マイク用プリアンプ内蔵
- 取扱説明書:
https://line6.jp/products/sonic-port/resource/sonic-port-vx-manual.pdf - レイテンシー:
ラウンド・トリップ・レイテンシー(RTL)約10.6ms(48KHz/16samples) - サイズ:幅x高さx奥行 560mm x 465mm x 1530mm
- 重量:200g
- バッテリー寿命:USB/Ligitning端子より電源供給のため、電池使用不可。
- 実勢販売価格:16,000円弱(2021年9月現在)
- 購入時期:2017年8月
良い点
1. ステレオ・コンデンサーマイク搭載
iOS機器のlightning端子やMac/PCのUSB端子に直接接続することができるコンデンサーマイクとして使用できます。
同じことを通常のオーディオインターフェースでやろうとすると、マイクとの面倒な配線をしなければいけません。
これが当機種を導入する最大のベネフィットだと思います。
iPhoneの内蔵マイクとの音質の違いは明らかです。
2. コンパクトなサイズ
大変コンパクトで、持ち運びに便利です。
電源もMac/iPadからの供給で動作しますので、別途電源アダプターは必要ありません。
3. 低価格
2021年9月現在、実勢販売価格は16,000円弱です。
コンデンサーマイク搭載のオーディオインターフェイスというのはなかなかないので、お買い得な価格ではないでしょうか。
4. 付属ソフト
iOS用のMobile PODアプリを動かすことができます。
Mobile POD自体はappStoreからフリーでダウンロードできますが、ギターと接続して使うにはSonic Port VXが必要です。
悪い点
1. レイテンシー
ラウンド・トリップ・レイテンシー(RTL)の測定結果は以下の通りです。
- 48kHz/64samples : 12.625 ms
- 48kHz/32samples : 11.292 ms
- 48kHz/16samples : 10.625 ms
ちょっと遅いのでリアルタイムでエフェクト処理された音を聞きながらギターを演奏するのは厳しい感じです。
そのため、当機種には「ダイレクト・モニタリング・スイッチ」がついていて、これをONにするとインプットへ入力されたそのままのドライ音がアウトプットから出力されるようになっています。
録音時にはこの機能を使ってレイテンシーを回避することができます。
2. サンプリング周波数が44.1kHzと48kHzに限定されている
残念ながら96kHzの録音はできません。価格等を考えるとしようがないかとも思います。
まとめ
コンデンサーマイク搭載のオーディオインターフェイスは他に選択肢がなく、ライブや練習スタジオでの録音に大活躍することは間違いないと思います。